もう

なんで自棄みたいな曲しか書けねぇんだ
アンテナが折れ、いやアンテナを折ったからだ
自分でだ わかってるんだ


顔が見えない誰かのために曲が書けるようになったと
少し安堵したり、妥協点を見つけて留まろうとしていた
それは少なくとも僕らしくは全然ない
ただ寂しくなるだけだ


けど、今僕の誰かを映せる鏡は尖った一番先にしかないが
それでもいいと思ってる
僕には今、錆のとれた鐘の音が聴こえてるからだ